インデックス投資~先進国株式(米国株式)編~

こんにちは。

前回の記事で日本株のインデックス銘柄を少しまとめてみました。

インデックス投資~日本株インデックスファンド編~

今日は、購入予定の先進国株式のインデックス銘柄を少しまとめたいと思います。

先進国株式と書いてますが、購入しようとしているのは投信もETFもすべて米国株式です。

今は米国株に対して過熱感があるとよく言われているのにもかかわらず、「米国株を選ぶなんて…。」と思う方がたくさんいらっしゃるんじゃないかなと思います。

しかし、今の時点で投資資金をまるまる米国株に突っ込むとか、大きくベットするなんてことはしません。(そもそも分散投資という点でも、一つの国の株式のみの保有はしません。)

練習のためにあくまで小さく始めていき、リセッションが来ても無風で過ごせる金額で取り組んでいこうと思っています。

先進国株式(米国株式)のインデックスファンド

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)|投信

ZAIに記載されている1位から3位までの以下の投信はほとんど実質コストも変わらないですし、総資産総額も大して変わりません。(ニッセイだけ総資産総額が大きめ。)

少しの差を気にして選ぶか、キャンペーンで特典があるとか、最後は好みの問題だと思います。

1位:eMAXIS Slim先進国株式インデックス(実質コスト0.158%)

2位:たわらノーロード先進国株式(実質コスト0.116%)

3位:ニッセイ外国株式インデックスファンド(実質コスト0.148%)

※2019年12月23日時点

そんな先進国株式の投信をよそ目に、わたしはeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を選択しようとしています。

MSCIコクサイ・インデックスがベンチマークのeMAXIS Slim 先進国株式インデックスと迷っていましたが、国の構成比がアメリカが65%、他はイギリス7.3%、フランス4.4%、ドイツ4.0%、カナダ3.9%、スイス3.3%(3%以下は割愛。)なので、ほとんど米国株が占めてるなら初めからeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)でいいのではと思ってしまいました。

また、eMAXIS先進国株式は金融セクターが18.6%と高いことも少し不満で、eMAXIS Slim米国株式では金融セクターが13.1%と比較的少なめです。

参照URL:https://www.nam.co.jp/education/handbook/idx02.html

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の詳細は以下の通り。(2019年12月23日時点)

運用会社:   三菱UFJ国際投信

純資産額:   424.74億円

ベンチマーク: S&P500

信託報酬:   0.0968%

実質コスト:  0.180%

購入時手数料: 無料

申込単位:   100円以上1円単位

基準価額チャート

2018年の販売開始から順調に総資産総額が増えてますね。

設定来からの基準価格騰落率は+19.61%(12/23現時点)です。

組入上位10銘柄

組入上位10銘柄は以下の通りです。

eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)のところで書いた組入上位10銘柄の業種と上記のeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の10銘柄の業種がかなり違いますね。

VOO、VGT、VHT|ETF

次に各ETFのそれぞれの特徴についてまとめてみました。

VOO(バンガード・S&P500ETF)

S&P500指数に連動したETFで、アメリカの大型株を投資対象とています。

時価総額加重平均をとっているため、時価総額の大きい企業であるマイクロソフトやアップルなどのの株価が指数に影響しやすくなります。

NYダウは構成銘柄の株価を単純に平均するものですね。

S&P500に連動するETFはバンガード以外にも、ブラックロックのIVV(経費率0.04%)やステート・ストリートのSPY(経費率0.09%)などがありますが、VOO(経費率0.03%)はこれらに比べて経費率が低いです。

総資産総額で見るとSPY、IVV、VOOの順となっています。

運用会社:   バンガード

ベンチマーク: S&P500指数

構成株式銘柄数:511銘柄

売買手数料:  証券会社によって異なる

総経費率:   0.03%

純資産総額:  1,212.28億米ドル(約13兆2,600億円)

基準価額:   $295.11 (約32,270円)

分配金利回り: 1.88%(※)

売買単位:   1株単位

決算:     4回

決算日:    3、6、9、12月

 

(※)直近1年間の分配金合計÷基準価額で計算

保有上位10銘柄&産業サブグループ別の構成比率

GAFAと呼ばれる世界の名だたる企業が上位にランクインしてますね。

上位5社だけで総資産総額の15.7%も占めています

VOO株価チャート

こちらのチャートはTradingviewでVOOとS&P500をVOOの設定来年月(2010年9月7日)に合わせて比較したものです。

ご覧の通り、ラインチャートが重なってオレンジのS&P500が見えないですね。

設定来のトータルリターンは+173.93%と順調に推移しています。

VOOのリターン

(上記は2019年9月30日までのトータルリターン)

リーマン・ショック後に設定されたETFのため、設定来トータルリターンは+14.02%といいリターンですね。

分配金の推移

分配金は非常に順調に推移していますね。S&P500は時価総額の大きい企業で構成されているので、必然的に業績好調で配当金もしっかり出せる企業の割合が多くなるのかもしれません。

この10年で10.28倍、平均増配率は約26.24%と抜群の数字だと思います。分配金利回りは約1.88%

このペースで増配が続いていくならば、数年後、買ったときの株価で見た利回り(イールド・オン・コスト)で高配当となることは期待出来そうです。

しかし、設定日1993年1月22日の歴史の長いSPYではリーマン・ショックの翌年(2009年)は20%程度の減配、ITバブル崩壊(2001年)時に5%程度の減配となっていたようなので、リセッションが来た際はおそらくVOOも減配されるんじゃないかなと思っています。

その点は頭の片隅に置いておいた方がよさそうです。

※平均増配率の計算式

(1+X)^y=R

X:年率リターン

y:年数

R:トータルリターン

VOOの考察

ご存じの通り、ウォーレン・バフェット氏は2013年のバフェットの手紙の中で妻の遺産の運用の仕方について、「資産の10%を短期政府債資産の90%を低コストのS&P 500に連動するインデックスファンド」に投じることを薦めています。

資本主義のもとで世界経済が長期的に成長を続けるということを前提とすれば、S&P 500の株価も上がり続け、投資家にリターンをもたらしてくれると思っています。

そういう点からも、S&P500の連動型インデックスファンドは長期保有に適したものになるかなと考えています。

VGT(バンガード・米国情報技術セクターETF)

米国の情報技術セクター株式銘柄で構成されていて、テクノロジー・ソフトウェア及び、テクノロジー・ハードウェア及び、機器、半導体製造機器の3つの分野の企業で構成されています。

情報技術セクターは、簡単に言うとコンピューターやインターネットに関連した事業を展開する企業を集めたセクターで、アップルやマイクロソフトなどが含まれています。

余談ですが、GAFAの一角であるアマゾンは一般消費財(小売)セクターに所属し、2018年のセクター変更に伴いグーグルやフェイスブックは通信サービスセクターに変更されました

詳細は以下の通り。(12/23現時点)

運用会社:   バンガード

ベンチマーク: MSCI USインベスタブル・マーケット・情報技術25/50インデックス

構成株式銘柄数:325銘柄

売買手数料:  証券会社によって異なる

総経費率:   0.1%

純資産総額:  212.61億米ドル(約2兆1,300億円)

基準価額:   $ 243.81(約26,670円)

売買単位:   1株単位

分配金利回り: 1.11%(※)

決算:     4回

決算日:    3、6、9、12月

 

(※)直近1年間の分配金合計÷基準価額で計算

売買手数料が0.1%でVOOの0.03%と比べ少し高くなっていますが、セクターETFなので妥当かなと思っています。

保有上位10銘柄&産業サブグループ別の構成比率

アップルとマイクロソフトで約30%を占めているため、この2つの銘柄の動きにかなり左右されます

また、アップル・マイクロソフト・ビザ・インテル・シスコシステムズ・IBMはダウ平均工業株30種に採用されている企業たちで全セクター中、最多となります。

VGT株価チャート

こちらのチャートはTradingviewでVGTとS&P500をVGTの設定来年月(2004年1月26日)に合わせて比較したものです。

設定来のトータルリターンは2016年頃まではそんなに大きな差はなかったですが、現在VGTは416.04%でS&P500の181.59%に比べて大きく上昇しています。

注意すべき点として、ITセクターは大きな成長を期待して買われているため、景気後退や世界経済の減速懸念があると真っ先に売られる景気敏感セクターであるという点です。

チャート上で2018年末の一時的な暴落が確認できるのは皆さんご存じのアップルショックですよね。

このときは、「米中貿易戦争の影響によりアップルの業績が落ちたこと」「世界経済減速懸念によりITセクターの株が大きく売られたこと」の2点が要因でVGTの株価チャートに大きな影響を与えています。

2018年末の大幅下落から回復はしているものの、景気後退が長期化するなどが起こればS&P500よりも低パフォーマンスになる可能性があることを理解しておくべきでしょう。

VGTのリターン

10年間でみると年率が17.03%にもかかわらず、設定来が年率10.64%になっているのはリーマン・ショック時のリターンが足を引っ張っているのかなというかんじでしょうか。

分配金の推移

分配金は順調に増えていき、この10年で6.6倍、平均増配率は約20.7%と他のセクターETFと比べてもかなり高い数字なのかなと思います。

しかし、分配金利回りは約1.11%なので、うーん…ですね。

ITは成長分野なので、配当よりも研究開発などの投資に回していることを考慮すれば、こんなものなのかなと思っています。

逆にこのペースで増配が続いていくならば、数年後、買ったときの株価で見た利回り(イールド・オン・コスト)で、高配当となることは期待は出来そうですね。

VGTの考察

この情報技術セクターは直近3、4年で大きく成長し、大きなリターンをもたらしてきました。

世界を席巻する企業が数多くあり、収益力の高さも申し分ないんじゃないでしょうか。

PERは24.2倍ですが、利益成長率は12.1%のため、ITバブルのときのような実態の伴わない株価上昇ではないと思いたいかんじですね。

しかし、グロース株投資として将来も利益が増えていくことを前提に株が買われている面も十分ありますので、リセッションがささやかれる2020年あたりに何かがきっかけとなって株価が暴落することもありえるので、警戒すべきなのかなと思っています。

VHT(バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF)

ヘルスケア機器及び、ヘルスケア用品を製造する企業またはヘルスケア関連サービスを提供する企業、医薬品及びバイオテクノロジー製品の研究・開発・製造・マーケティングを主たる業務とする企業で構成されています。

詳細は以下の通りです。(12/23現時点)

運用会社:   バンガード

ベンチマーク: MSCI USインベスタブル・マーケット・ヘルスケア25/50インデックス

構成株式銘柄数:389銘柄

売買手数料:  証券会社によって異なる

総経費率:   0.1%

純資産総額:  87.18億米ドル(約9,500億円)

基準価額:   $  192.99(約21,115円)

売買単位:   1株単位

分配金利回り: 1.87%(※)

決算:     4回

決算日:    3、6、9、12月

 

(※)直近1年間の分配金合計÷基準価額で計算

こちらも売買手数料が0.1%でVOOの0.03%に比べ少し高くなっていますが、セクターETFなので妥当かなと考えています。

保有上位10銘柄&産業サブグループ別の構成比率

上位10銘柄の会社は1位のジョンソン・エンド・ジョンソン、2位のファイザー、4位のメルク、9位のアッヴィ、10位のイーライリリーのなんと半分が医薬品グループです。

その次のヘルスケア機器グループは5位のアボット・ラボラトリーズと6位のメドトロニック。

またバイオテクノロジーグループは7位のサーモフィッシャー・サイエンティフィックと8位のアムジェンが該当します。

それら以外のグループに3位のユナイテッド・ヘルスが民間の保険会社として入っています。

医薬品グループである製薬会社たちは、新薬開発が成功すれば莫大な収益が得られる反面、失敗も多く製品化できなければ、多額の費用がかかる割に全く収益が得られないハイリスク・ハイリターンな企業にもなりえると考えています。

特に新薬開発には多額の費用がかかるため、資金力のある大企業は有利ですが、どの企業が画期的な新薬を開発できるかを予想するのは難しいです。

そのため、ヘルスケアセクターはETFで保有するのが無難ではないかなと個人的に思っています。

VHT株価チャート

こちらもTradingviewでVHTとS&P500をVHTの設定来年月(2004年1月26日)に合わせて比較したものです。

設定来のリターンは+280.96%です。

同期間のS&P 500は+181.53%なので、大きく上回っていますね。

特に差ができてきたのは、2014年頃でしょうか。

またリーマン・ショックのあった2008年頃は株価の落ち込みがS&P500に比べて少なめです。

VHTのリターン

(上記は2019年9月30日までのトータルリターン)

リーマンショック前に設定されたETFにもかかわらず設定来リターンは年率約10%であることに注目です。

インフレ率を考慮しても十分なリターンなのではないでしょうか。

分配金の推移

基本的には順調に増えてきていますね。分配金はこの10年間で約3倍、平均増配率は約11.4%です。

このペースで増配が続いていくことを前提とすると、数年後、買ったときの株価で見た利回り(イールド・オン・コスト)で、高配当となることは期待できるのかな。

VHTの考察

業界の成長性も見込めることもあり保有したい気持ちはやまやまですが、今の段階ではPER22.7倍と他のETFに比べても少し割高感があったり、収益成長率は5%でVOOの10.9%と比べると差が気になります。

なので積極的には買いに行きたいとは思っていません。

今は買わずに様子見して調整したところを狙っていこうかなと考え中です。

とりあえずその前に構成銘柄の中で総資産総額に占める割合が高い企業だけでも個別で企業分析してみてもいいのかなと思っています。

まとめ

以上、ざっくりと米国株式の投信とETFの特徴を簡単にまとめてみました。

ETFに関してはまだ気になっている銘柄があるので、それも順番に勉強してまとめていこうと思います。

今回もお読みいただき、ありがとうございます。
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